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記事まとめ

書く瞑想のやり方は?瞑想との違いと続けるコツ

最終更新日:2026年8月15日  読み終わるまでの目安 3分

結論:書く瞑想とは、紙の上で「今の自分」に注意を向けること

書く瞑想とは、頭に浮かんだことを紙に書き出すことで、座る瞑想と同じように「今の自分」に注意を向ける方法です。

やっていること自体は、ジャーナリングとほぼ同じです。

呼び方が違うだけで、頭の中にあるものをそのまま言葉にする、という核の部分は変わりません。

この記事では、「書く瞑想」という言葉がどこから来たのかを整理したうえで、座る瞑想との違い、基本のやり方、書くテーマの選び方、続けるコツと注意点までを順に見ていきます。

「書く瞑想」という呼び方について

「書く瞑想」は、ジャーナリングを指す呼び方のひとつとして使われることがあります。

この言葉が広く知られるようになったきっかけのひとつが、習慣化コンサルタントの古川武士氏による書籍『書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』(ダイヤモンド社)です。

同書では、1日の中で気分を下げた出来事を書く「放電ログ」と、気分を上げた出来事を書く「充電ログ」を軸にした「感情ジャーナル」というメソッドが紹介されています。

具体的な手順は書籍に譲りますが、「書く瞑想」という言葉の背景には、こうした書籍の存在があります。

基本のやり方そのものは、ジャーナリングのやり方入門で紹介している「1行から始める」考え方と、大きくは変わりません。

「座る瞑想」との違いは、注意の向け方

座る瞑想(座禅・マインドフルネス瞑想など)は、目を閉じて、呼吸に注意を向ける方法が一般的です。

浮かんできた雑念は、追いかけずに手放し、また呼吸に意識を戻す。

この「流す」動きが中心になります。

一方の書く瞑想は、浮かんだことを手を動かして言葉にします。

雑念を流すのではなく、いったん紙の上に「書き留める」のです。

多くの解説記事は書く分量や続け方に焦点を当てますが、実は、書く瞑想で大事なのは文章の出来ではなく、意識をどこに向けているかという一点です。

呼吸に向けるか、言葉にする手元に向けるか。

向け先が違うだけで、目的は同じところにあります。

座って呼吸に集中するのが苦手だという人でも、手を動かして言葉にする形式なら、気持ちが今に向きやすいと感じる場合があります。

どちらが優れているというより、自分に合う入り口を選ぶ、という理解で構いません。

基本のやり方は4つ

書く瞑想の基本は、次の4点に集約できます。

  • 時間を区切る: タイマーをかけて、始まりと終わりをはっきりさせます
  • 手を止めない: 何も浮かばなくても、同じ言葉を繰り返し書いてでも手を動かし続けます
  • 整えようとしない: 文法や字の乱れ、話の脈絡はそのままにしておきます
  • 誰にも見せない前提で書く: 読ませる相手を意識すると、本音から離れていきます

書籍『書く瞑想』では1日15分という時間が提案されていますが、これはあくまで目安のひとつです。

15分が長く感じるなら、1行からでも始められます。

慣れてきたら、少しずつ時間や分量を増やしていけばいいのです。

書くテーマに迷ったときは、「今、気になっていること」「今日、気分が動いた出来事」など、直近で心に残っているものをひとつ選ぶところから始めます。

テーマを絞りきれない日は、頭に浮かんだ言葉を順に書き並べるだけでも構いません。

続けるコツと、気をつけたいこと

続けるうえでのコツは、ひとつだけです。

うまく書こうとしないこと。

書く瞑想は、作文でも日記の清書でもありません。

読み返して直したくなっても、その日はそのままにしておきます。

読み返し自体、義務ではありません。

読み返さずに閉じる日があっても、それで構わないのです。

もうひとつ、気をつけたい点があります。

つらい記憶や、まだ整理のついていない出来事を、無理に掘り起こす必要はありません。

書いているうちに気持ちが大きく揺さぶられるようなら、その日はそこで手を止めて構いません。

書く瞑想は、自分を追い詰めるための時間ではないからです。

書き留める場所の一例

ここまで、書く瞑想のやり方を見てきました。

最後に一例として、私たちがつくっている「金継ぎジャーナル」というAI日記アプリを紹介します。

「金継ぎ」とは、割れた器を漆や金で継いで直す、日本の伝統的な修復技法です。

傷や失敗を隠すのではなく、歴史や誇りとしてとらえる生き方のメタファーとして、近年海外からの注目を集めています。

このアプリには、共有機能がありません。書いた言葉が誰かに読まれる心配なく、今の自分に注意を向けられます。

通知もなく、連続記録も表示されないので、書けなかった日を気にする仕組みもありません。

書く画面はシンプルで、今の気持ちをひとこと入力するだけで、その日の記録が完了します。

書いた言葉には、AIが内省の言葉を返します。診断や説教、何かへの勧誘はしません。

心身の危機を示すことばに触れたときは、AIの応答を止めて、専門機関の窓口を案内します。

書くたびに、器のピースが1つずつ金の線で繋がれていき、14日でひとつの器が完成します。

15分でなくても、まずはひとことだけ、今の自分に注意を向けてみませんか。

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